行動とリスクマネージメント

細やかな観察と大胆な実行力

筆者が過去に出会った経営者の方々を観ていて感じたことがあります。
分野や哲学はそれぞれ違っていても、共通しているところがいくつかあります。

「繊細な観察力・大胆な行動・淡々とこなす実行力」などです。
細やかな観察力に伴う行動として、細やかな配慮があり、
大胆な行動と淡々とこなす実行力に付随して直感力・判断力・決断力・意志力などがあると感じています。

そして…
細やかな配慮の中に、リスクマネージメントの実践がしっかり組み込まれています。

経験値が低い例えば若いころから、リスクマネージメントを意識しすぎると、体験の機会を逸しやすいので、ある程度は体当たりして失敗を体験することも大切だと思います。
誰もが日頃から習慣づけるべき基本的なリスクヘッジはいくつか存在していて、
筆者はそれらを失敗を通してと、先達者の行動を観ることで意識にとどめてきました。
それは健康管理であったり、時間前行動であったり、法律的なことであったり、多岐に渡りますが…
それらに言及すると、論点が大幅にずれますので、ここでのスペースは割きません。

今意識しておくとよいリスクマネージメントの側面もあると思いますので、
そちらを少し書きたいと思います。

リスクマネージメントとは、ひとつのリスクを0「ゼロ」にすることではなく、全体のバランスをとりながら、想定内のリスクを回避していくこと。

今は、新型コロナウィルス対策という、焦点が当てられ世界的に対応を要請されているリスクがあります。
2020年3月6日現在、日本では、広がりの速度を遅らせるための対策が要請されています。

今回のようなリスクに限らず、常にいくつものリスクが存在しつづけているのがこの世界です。

人間は完璧ではありませんから、
さまざまな対策から、どういう反応や現象化が生まれるかということは、
誰にも完全には読めないと思います。
「人間万事塞翁が馬」と古来から伝えられているとおり…
万事が影響しあっている複雑な世界のならわしです。
ある程度人為的なシナリオがあると仮定したとしても、不確定原理は常に働いています。

だからといって、それらは身近なリスク回避行動を完全に放棄する理由としては不十分です。

例えば、対応可能なリスクヘッジのいくつかをあげると、
「手洗い・洗っていない手で口と目を触らない・洗っていない手で食べ物を触らない・うがい・換気・今の自分の状態観察・空間認識・連絡手段の確保のためのバッテリーの携帯・免疫力強化」などです。
これらは常日頃から必要なものであり、習慣化するとよいものです。
その他立場に応じたリスクヘッジもあると思うので、そちらも自分で意識化する機会です。

「明らかに非生産を招く」リスクで、「対策可能な」ものはとりくむほうがよいと思います。
とはいえ…
ときには、リスク回避が、最大のリスクになることもありますし、
リスクの現実化がその後の生産性をあげることもある…
それが、自然発生的であっても、人為的なものであっても、私たちはとてもダイナミックな世界に生きているという腹積りも必要です。

日頃から意識してリスク回避を実践していくことしかないのですが、
意識が外れやすい現代人はそこが苦手になっています。
そんな中、経営者として活躍されている方々の様子を観ていると、
細やかなところにしっかり意識が行き届きつつも、それが行動のブレーキとなるのではなく、
回避可能で生産性を望めないリスクを減らし、生産性につながるリスクはあえてとりながら、
淡々と実行しつづける行動特性を備えています。

経験値の高い経営者の方々は、筆者にはキャッチできない領域の情報を得ていたり、包括的な視点からも観ていると思いますので、リスク以外の多くの判断材料も構築のピースとしているのだと思います。

この世界規模なリスク案件は、全員が当事者感覚・主体性・経営者感覚を磨く機会。

この感覚を磨くべき期間にも、その機会を奪うような働きかけは常に行われています。
ひとりひとりの危機管理能力の芽を摘むトップダウンの指令や、不安を解消するためのオファーは、乗るにしても思考停止にならないよう意識はしたほうがよいと思います。
さまざまな情報が錯綜(さくそう)する中、受け身ではなく、その情報源の意図という存在も意識してみると視点が増えます。
それを裁くのが目的ではなく、それも含めての情報とすると生産性を産む情報ピースとなることでしょう。
文字面や言葉だけをうのみにしてふに落とすことで、本質をつかむチャンスを失います。
疑い深くなれということではなく、都度都度素朴な疑問をはじかせることで、その本質や意図に意識を広げて、自分の視点を増やし、思考力や直感力もきたえる機会にしてい口ことができると思います。

Activateplace関係で常時のリスクマネージメントにプラスすること。

Activateplaceが関わる場において、関係者が、常日頃行っているリスクマネージメントにさらに意識して行こなうことは以下の通りです。
・今まで以上に自分の状態を観察し、健康管理を強化すること。
・症状があるときは無理をしないことと他者との濃密な接触を避けること。
・参加者や、セラピーを受ける方の事前のヒアリングをしっかりすること。
・場の換気などリスクヘッジの行動をより強化すること。
・状況を見てオンラインでの講座や情報交換などを活用すること。

講座はしばらく、オンラインをとりいれ行います。

講座は、「感染の広がりのスピードを遅らせる。」という社会的な意図を汲んで、オンラインをはじめて積極的にとりいれます。
詳しくは、講座ごとに参加希望の方に直接お知らせします。

時流に配慮しながらもライブ主体の活動はつづきます。

動画やオンラインを積極的にとり入れてこなかった理由のいくつかは以下のとおりです。
今回のオンライン導入措置は個人情報保護に配慮しつつ行います。
・実体で会うことのリアルな人間関係を大切にしたいため。
・土地の情報にも大きな価値があるため。
・場を移動するということの中にも多くの情報や活力のもとが含まれているため。
・実体で会うときの情報量は、活字やオンライン上と比べても格段に多く、意識にのぼらないところを含めると雲泥の差があるため。
・目の前の人の今を観ての情報が中心であることと、そのときにだけに通用するタイムリーな情報も多く…非公開・オフレコの情報量が多い講座であるため。
・対面コンサルに近い内容も多く、個人情報を含むため。

行動の洗練・そぎ落としは、「間」から生まれる。

蛇足になりますが、「場」を大切にしたいことに関連して、少し書き足したいと思います。

人対人との関係性から、立体的な情報を得て、行動の洗練とそぎ落としと視点の広がりがおきていると考えています。

空間と、間と呼ばれる時間、それらを含む「場」に漂う情報の大きさを、
Activateplaceの講座のベースである「自己観察」がなじんできたことで、より認識するようになってきました。
その情報量がそぎ落としを加速させていると思います。

例えが適切かはわかりませんが…
そぎ落とし・洗練というと、茶道の世界観が思い浮かびます。
本来の茶の湯の世界は、究極に洗練しそぎ落とされた所作を体現しているといわれていますが、それは空間とともにあります。
また、一見意味のないスペースや、芸術という遊びがその世界観の中心にあります。
そういった無駄なことの中に世界を生み出す力・変容させる力が潜んでいて、洗練を生んでいくという、この世のパラドックスも示しているように筆者は捉えています。

ひとりひとりのリスクマネージメントを構築しよう

リスクマネージメントに対する概念はひとつではありませんが、
筆者が現時点で思うそれは…
「短期的に生産性を下げるリスク」
「長期的に生産性を下げるリスク」
「目的に意識が集中してしまい生産性を削ぐリスク」
「最も解決すべき課題より体裁を優先する行動特性リスク」
「無駄でない無駄を切り捨てるリスク」
などなど…
あまりに多くのピースが材料となり得ますが、リスクの穴を埋めるだけでなく可能性にベクトルを向け、創造的に構築していくものと考えています。

この機にひとりひとりのリスクマネージメントを構築してみるのも、よい経験になると思います。

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